卒業おめでとうございます。

修士研究本当にお疲れさまでした。先輩方の卒業を境にM2の存在は大きかったなと実感しています。お三方の建築等に関する知識の豊富さには大変尊敬をしていますし、私達後輩の数々のご無礼があったにもかかわらず多くのアドバイスをしていただき本当に感謝しています。今後は先輩方が築き上げた研究室に恥じないよう自分たち新M2が、先頭となり全員で研究室を盛り上げていきたいと思っています。お時間がありましたら是非また研究室に遊びに来てください。
4年生で卒業する菊池君と大友君・新井君も卒業設計お疲れ様でした。今年の4年生は優秀な方ばかりで非常に心強い存在でありました。今後のご活躍も祈っております。

とまあ、固い表現の文章は非常に苦手なのでこの辺で終わりにして、今まで温めていた写真をご覧ください!

研究発表の緊張から解放され紅葉にうもれるジンさん

無駄に決め顔わかさん

もっといじってみたかった近藤さん。

マットデイモンと私のカメラを一部破損させた菊池君
新井君の写真は・・・いらないですよね。(笑)

みなさん本当にありがとうございました。EDITOR:MSAYA ISHIHARA

サブゼミ 3Dプリンターin MUTOH

2月1日に池尻大橋駅にある武藤工業に先生、若さん、ゆうまさん、わたなべの4人で行ってきました。
今回の見学の目的としては今後研究室に3Dプリンターを導入した時にどのような使い方が出来るかを検討したり、どのようなモノが出来るのか、操作の仕方などを学びに行きました。

3Dプリンターを使って、八幡浜のトイレコンペでM1と先生が作った作品を出力してもらいました。
本来なら出力に5〜6時間かかるところ、今回は事前に武藤工業さんのほうに事前にデータを送信していたこともあり1時間30分程度で模型を作っていただくことが出来ました。

手順
1.模型データを3Dプリンターに送る。


2.3Dプリンターが石膏の粉を固めて模型を出力する。

3.化石を発掘するように石膏の粉の中に埋もれている模型を慎重に取り出す。


4.専用の掃除をする機械のところに移動し、出力した模型に着いた粉を専用のエアーで吹き飛ばす。


5.専用の液体に模型を浸す。


6.クッキングペーパーなどのくっつきにくい紙を敷き、その上で模型を乾かす。


7.完成!!!(壊れた部分はアロンアルファーなどの接着剤でくっつける)

今回出力して分かったことは、トラスの部材の部分を1mmで出力したところ薄すぎて粉を吹く時に風力で壊れてしまう可能性が高いということがわかりました。このことから、今回協力していただいた社員さんの方から1.5mm以上あると壊れにくいのではないかという見解がありました。また、石膏の粉自体は安いが、色をつけたりするとコストが高くなるといったことがわかりました。

今回のサブゼミでは3Dプリンターを使うことで難しい部分の模型表現が正確に作れたり、ディテールの研究に利用することが出来るなど色々な発見がありました。
また、一番大変なのがデータを作ることと若さんが言っていたので皆さん“あきらめず”に頑張りましょう!
今回のゼミに協力していただいた武藤工業の皆様ありがとうございました。

以上最近スラムダンクを再読し始めたわたなべでした。

2011年度 修士論文・設計

2011年度修士設計

Aleatoric houses -case of shimoochiai-
 都心の均質な住宅地の更新を考える際に住戸間の関係や接道条件の関係に着目した
外部空間を生み出す更新方法を建替えシミュレーションを通して考察する。
 論文編では参考事例から外部を有効に生み出す作品を選出し、構成方法を抽出する。
それを都心の住宅地でケーススタディを行い比較・考察を通し接道条件ごとに有効な住戸構成方法を導きだした。
 それを用い設計編では分析対象敷地で実際に段階的に複数戸の建替えを行う。
角地ではグラウンドレベルより少し高い私的な外部を生み出しながら接道に開く。
住戸間では細街路を含んだ外部を生み出すボリューム配置と視線をコントロールする壁面を用いて安定した外部を生み出し距離感を調停していく。


第10回 JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2012 選出作品
text by Masayoshi Kondo


2011年度修士論文

建築を構成する部材の接合手法に関する研究 〜カルロ=スカルパのディテールから見る素材/接合部に関して〜
 北沢 迅
 施行と設計の二つの分野をつなぐものとして接合部に着目し建築形態に影響を与えているような接合部に使われている接合手法や形態について分析を行う。
 本研究ではカルロ=スカルパが設計・改修を行った部材の接合について、以下の3点について行った。
1…一般的な部材に見られる接合との違いについての比較検討
2…部材の構成、接合に関する分析図・工程を用いた考察による独自の接合手法の存在を検証
3…具体的な建築事例を選び、その接合手法の設計手法としての活用について考察
 結果として、比較検討からスカルパの特徴的な接合として
1…部材の組み合わせにより空隙を新たに作る接合 2…形や大きさが多様な金具による部材の裏に金具が隠れない接合 の二つが見られ、
分析図からスカルパの接合部には部材の接合によって空隙を作りだす接合手法すなわち「緩衝的空隙空間を伴う接合手法」と呼べるような手法が存在すると考えられる。
カステルヴェッキオ美術館では「緩衝的空隙空間を伴う接合手法」は視線の誘導や見る方向による対象の不一致やなどの効果が見られ、連鎖的な空間を作っている事が特徴の一つとして抽出された。
そのため接合手法と建築形態と空間操作に一定の関係性がある事が考察された。


2011年度修士論文_若林

『情報技術の進化に伴う分析・設計手法の発展に関する研究 ―地形模型分析と三次元入出力機器を活用した手法を中心として―』
情報技術と建築設計プロセスの関係性の傾向を分析し、今後の発展可能性について検討した。
これまでの傾向:
パラメトリックデザインに見られるような、設計と分析の同時性。
・三次元プリンタ・三次元スキャナを使用した、模型とデータの双方向性。
今後の発展可能性:
・地形模型による分析と、その地形模型上で行う設計の検討。
・三次元プリンタを使用した実空間での模型による検討と、三次元スキャナを使用したデータ空間での図面の検討。
本論文の手法を使用して可能となる事として、複雑な地形を持った敷地の設計を、三次元スキャナと三次元プリンタ、地形模型を使用して容易に検討する事が可能となると考えられる。

文責:若林

都市の公共的屋外空間の可能性

12/10
大学院特別講義として開催

概要
公開空地は再開発など都市空間を高度利用するプロジェクトに際して、周辺住民や歩行者が利用できるよう設けられるもので、都市の公共的屋外空間として重要な位置を占めています。
しかし、それらの存在はほとんど知られず、あまり活用されているとはいえません。
アート&ソサイエティ研究センターが取り組んでいる公開空地を舞台としたアート・プロジェクトに焦点をあて、まちの創造性を高めるための公開空地の活用可能性について語りました。
また、私の研究である多様なアクティビティを受け止めるための都市空間の設えに関する研究についても発表し、クロストークを行ないました。

AIAツアーガイド

AIAのツアーでアメリカの建築関係の方々が日本の建築を見に来ました。
田中先生がツアーガイド、研究室のM1高橋、藤田、石原、原田もアシスタントとして上野・谷根千のエリアを案内しました。

当日の朝は人数確認だけで一苦労。わたくしもこういうのは初めてでしかも英語しか通じない相手にわちゃわちゃしてしまいました。

田中先生はそれぞれの場所、建築さまざまな解説を英語でしてます。
やっぱ英語できるのいいなーさすがっす。
アシスタントのわたくしらは食事準備やチケット購入、みんなが迷子にならないように誘導と写真撮影をしました。

国際子ども図書館

国立西洋美術館

応挙館で昼食!!!和室に外国人・・・面白い光景でした。

和食の弁当は、口に合わなかったようで、唐揚げ以外まったく手を付けていない人が多くて、食文化の違いですかねびっくりしました。

法隆寺宝物館で記念撮影。

みんな良い笑顔です。

その後2グループに分かれて、谷根千まわりの散策へ!
自分自身も初めて歩くので、古い建物やまちなみが残っているところがあり、興奮しました。


個人的に行ってみたかったカヤバ珈琲にも行けました。

ああ日本人はやっぱ畳落ち着くわー


大西麻貴+百田有希設計の二重螺旋の家に偶然遭遇するというラッキーもありました。

帰り道ですんげーいい感じの路地を歩いて猫に会いました。東京ってホント奥が深い良いまちですな。

この日は外国人と話のでき、案内するという貴重な経験ができ、ツアー参加者も最後まで笑顔で楽しんでもらえて、わたくしも嬉しい限りでした。


Editor: Gotaro Harada

北大研究発表 2日目

早朝から北大にて研究発表を行いました。

田中研究室としてはM1が3人M2が3人の六人の発表を行いました。
北大の坂井先生
明大の田村先生、山本先生にご指導してもらいました。ありがとうございます。
その様子、

その後、全員で小樽に出発し、石塚先生のレクチャーをききながら街歩きをしました。
外観とプログラムの違いが面白い建物をたくさん見ることができました。




その後、一部の北大生と明大生は小樽の銀行を改装した居酒屋へ行きました。
金庫の中にトイレがあるんです。すごくないですか?

そして札幌へ帰宅。
ここで少々のハプニング、電車の乗る時間がずれてしまい、先についてしまった明大生が改札前で待つ場面
安田 侃の作品を空中通過する北さん。

本日は終了、しかし一部の有志?はすすきのへ消えていきました。
部屋に戻ったのは午前三時過ぎだったのは覚えています。

Editor: Masayoshi Kondo

北大研究発表 1日目

11月1日〜3日まで、北海道大学で都市計画を研究されている越沢・坂井研究室と合同研究発表会を行って参りました。
明治大学からは田中研、山本研、田村研が参加です。
M2とM1による修士論文の中間発表がメインイベントとなっております。


11月1日早朝の羽田空港。田中研の朝は早い。


いざ札幌へ。
初日はイサム・ノグチがマスタープラン設計を行ったモエレ沼公園で観光。


あまりにも広大なため自転車をレンタル。すいー。
北国の冷たい風が肌に突き刺去る。心地よい!


ほっこり


公園の拠点施設、ガラスのピラミッド。
融雪水を空調用冷水として利用する雪冷房システムが使用されているとか何とか。


ピラミッド内の会議室でお互いの研究室紹介をしました。
山本研が教授もろとも遅刻。FUCK。


標高62mのモエレ山を望む。
この公園のランドマークとなっております。


ゼミ長北沢、語る。
「ロックはね、ジャンルじゃないんだよね」


いざモエレ山へ!


山頂からの眺め。
子供ができたらこういう所に連れてきたいなあ。



山頂にて集合写真。


ごろごろ


夜は北大の連中と、歓楽街すすきのへ。
道頓堀と似た香りがする・・・


船盛りでガヤガヤ。


侑万もご満悦!

そんなこんなで一日目終了。
一日目は北大メンバーとの交流がメインでした。

文責:M2 若林