2011 6/25 静岡サブゼミ 二日目

6月25日 静岡サブゼミ 二日目

二日目はSPAC(静岡県舞台芸術センター)の公演観賞と建物見学を行いました。


自分は早朝の山中湖にて白鳥に突かれそうになるところから一日がスタートでした。白鳥にもうるさいと気づかれたんですかねぇ。
「山中湖に行って湖に行かないのはキャバクラに行って女性と話さないのと同じ」byこんどーさん

まずパサディナハイツ(設計 菊竹清訓)へ

山の傾斜地に建つ集合住宅にてメタボリズムの名作。只今渡部君がリサーチ中。
行ってみると住んでいる人たちが増築(?)していたのが印象に残りました。日本庭園に改造された庭、中庭に壁を入れて作られた作業場、橋を架けて作られた玄関など実に様々な改造がされていて楽しげでした。 
 行ったメンバーでの集合写真

 

次に<ふじのくに⇔せかい演劇祭2011>を見に舞台芸術公園(設計 磯崎新)へ
「楕円堂」にてインド古典舞踊劇ナンギャール・クートゥーを見ました。
踊り子さんの眼力がとにかく凄かった。身体能力も凄くってスローモーションに倒れる動きとかもどうやるんだろうって感じ。踊り子って芸術家でありアスリートなんですね。後ろの打楽器も楽譜等はなくすべて即興というから驚きです。


その後舞台芸術公園の施設見学へ。
稽古場や野外劇場の舞台裏などを見せて頂きました。こんな時に見せていただきスタッフの皆さま本当にありがとうございました。舞台裏の仕組みや動線を見たり野外劇場ならではのエピソードなどを聞きました。楕円堂も宇度も変わった形の劇場で演目と劇場がぶつかってそこでしか見られない劇になるという話に感動しました。


その後石水館(設計 白井晟一)へ
ちょうど閉館時間になってしまったので玄関と外観のみしか見られませんでした。残念
ちなみに石水館の倉庫のガラスのひび割れが最初から設計されたものか後で入ったものかという話に。絶妙なバランスで違和感0でした。


その後帰る組と残る組の二手に分かれ、残る組はグランシップへ移動。ちょうど演目がタダなので中にも入れちゃいました。こちらは野外劇場と打って変わりオーソドックスな作りでした。ロビーの吹き抜けが外から見るよりも中で見た方がすごく高く見えました。


そして舞台芸術公園へ戻り、昼に見学した野外劇場「宇度」にて天守物語を見ました。
声と動き二人一役による不思議な舞台で、照明のすぐ近くを通りバックの森をスクリーンにしたりロケット花火が打ちあがったり舞台とは違う所から人が出てきたりと野外劇場を生かした演出もとても斬新でした。

 こんな感じにイベント盛りだくさんの静岡サブゼミでした。劇の中を見せてくれたSPACの皆さまありがとうございました!そして長い間運転してくれたアラゴン・菊池君に感謝です。

Editer kitazawa jin