1290391150**[サブゼミ] 2010 6/14 長沢浄水場見学

2010 6/14 長沢浄水場見学   天気 雨
田中研 M1 2名 B4 9名  青井研 M1 2名 参加

長沢浄水場の見学に行ってきました!
大学のすぐ近くなのでお金もかからず、ピクニック気分での見学!のはずが・・あいにくの雨でした。
しかし建築は浄水場とはいえかなり目を引く外観です。それに一役買っているのが「水が湧き上がる」のをイメージしたマッシュルームコラムと呼ばれる柱です。
この柱は、中心部に雨樋を打ち込むことで、屋根の雨水が地下の貯水槽まで運ばれ、浄水として利用することが出来るそうで設備と意匠両方を兼ねたデザインらしいです!よく考えられていますね。
マッシュルーム・コラムが連なった内部空間は、今までにはない空間体験でした。柱としての連続性を保ちながらも洞窟のような囲まれた感覚を引き起こす・・そんな感じの空間でした。
浄水場というあまり経験のないプログラムを見学出来きたことは、この見学会の意義も大きかったのではないでしょうか。
今後も引き続きサブゼミで様々な建築を見ていきたいですね!

設計者 山田 守(1894-1966)
代表作 聖橋 京都タワー 日本武道館 など

長沢浄水場は日本におけるDOCOMOMO145選(2010年)に選ばれている。


DOCOMOMOとは?
ドコモモ(DOCOMOMO=Documentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods  of the Modern Movement)
モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織。
ドコモモは、20世紀の建築における重要な潮流であったモダン・ムーブメントの歴史的・文化的重要性を認識し、その成果を記録するとともに、それにかかわる現存建物・環境の保存を訴えるために、オランダのアイントホーヘン工科大学のフーベルト・ヤン・ヘンケット教授(現デルフト工科大学教授)の提唱により1988年に設立された国際学術組織である。

Editor:ISHIHARA MASAYA